惑星って何でしょう?答えは簡単なように聞こえますが、ほんの数年前にこの質問は天文学者にとって頭痛のタネでした。天文学者たちが最終的な答えを出したとき、世界には大きな話題となりました。私たちの太陽系の惑星の数が9つから8つになったのです。
チーム惑星から追い出された惑星は冥王(めいおう)星といいます。これは、太陽から最も遠い惑星であり、太陽系では最も小さいものでした。冥王星はたいへん小さく、実に月よりも小さいのです。たくさんの天文学者たちは、実際にも惑星ではないと主張していました。代わりに、太陽系の外側の部分で発見された小さな天体群に属するのだといいました。
その後、2005年に天文学者たちは、太陽系の外側のところでのエリスという名の天体を発見しました。この天体は、冥王星よりも大きいのではないかと思われました。この発見から、冥王星の運命は決定づけられました。もはや惑星と呼ばれることはありません。代わりに、天文学者たちは、冥王星、エリスなどの天体たちのために新しい名前として「準惑星」を作りました。かわいそうな冥王星が降格されました。
しかし、最近、天文学者たちは準惑星エリスの大きさをより正確に測定することができ、結局冥王星よりも大きくないことを発見しました。天文学者たちが2005年に、エリスのほんとうの大きさをもしも知っていたら、冥王星はチーム惑星にいられた可能性がより高いかもしれません。かわいそうな冥王星ですね。
知っ得ダネ
世界中の天文学者たちが納得することができる「銀河」の定義はまだありません。問題は、最最近たくさん発見されてきた、ふくまれる星の数が少ない銀河のことを考えると、星団と銀河との境界線がよくわからなくなってきているのです。
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